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新聞流通経路|新聞販売店.COM

購読者のお宅には、毎日のように契約した銘柄の新聞が届けられ、その対価として毎月購読料を支払います。
では、その購読料はどこに支払うのかというと、契約した先の新聞販売店になります。
「なんだ!当たり前の話じゃないか!」と怒られそうですが、
ちょっと角度を変えて考えると、購読している新聞は特定銘柄の新聞社が発行していますので、購読料は新聞販売店が集金を代行して新聞社に支払われている?と思われる方もいるかと思います。
そこで今回は、「新聞社」と「新聞販売店」とはどのような関係性で成り立っているかを解説していきましょう。

デパートと量販店にみる販売形態の違いを知ろう!

大都市の駅前にはデパートがありますし、郊外に出れば家電や服などの量販店が立ち並んでいます。
では、「デパートと量販店の違いは?」と言ったら何でしょうか?
きっと、「量販店の方が安い!」とか「デパートは高級品が多い!」などの意見があることでしょう。
確かにそれぞれの特徴があるかと思いますが、大きな違いを一つあげてみます。
それは「仕入方法」です。

通常、販売する店(小売店)が売りたい商品をメーカーや卸業者から仕入れて店頭に並びます。
それら商品をお客さん(消費者)が購入することで代金の回収を行うのが一般的で、これを「買取仕入販売」と呼んでいます。
これはまさしく量販店があてはまります。

一方のデパートはというと、商品が店頭に並べられている点では量販店と同じですが、デパートは「買取仕入」以外に「委託仕入」や「売上仕入」という特殊な販売方法も存在します。
委託仕入は、一定期間商品を預かって販売する方法です。
売上仕入は、商品が売れたあとに仕入れる「先付買取」の販売方法です。
流通経路|新聞販売店.COM

新聞の販売形態を見てみよう!

では「新聞」という商品の販売(流通)経路はどうなっているかです。
新聞の発行元は「新聞社」であり、例えるならメーカーです。
一方の「新聞販売店」はというと、例えるなら小売店です。
つまり、新聞販売店はメーカー(新聞社)から新聞(商品)を仕入れて購読者に販売する形態ですので、前出の量販店に近い仕組みと言ったところです。
ただ、量販店と違い販売先(購読者)が特定されており、必要な数だけ仕入れて販売するので売れ残りや在庫を抱えるというリスクが原則ありません。(※原則としたのは、一部「予備紙」等の課題があるからです)
新聞販売店以外の流通経路ですと、コンビニやキオスクなどの「即売所」経由で、新聞社や新聞販売店からの委託販売ルートも存在します。

新聞社と新聞販売店はどのような関係なのか?

次に関係性ですが、大きく次の3つの形態に分けられます。
1.専売店
2.複合店
3.合売店
新聞販売店がどの形態に属するかによって、新聞社との緊密度に違いが表れるようです。

1.新聞販売店にみる専売店とは
専売店とは、特定の新聞社の系統に所属しながら、当該新聞のみを扱う新聞販売店のことを指しています。
その多くは、都市部に見受けられます。
「専売」と言われるとおり、特定の新聞社との独占販売契約を結んで活動する形態のため、新聞社の意向が強く反映されるので主従関係が比較的はっきりしていると言われます。
これは、フランチャイズ本部とコンビニのオーナーの関係に似ているかもしれません。

2.新聞販売店にみる複合店とは
複合店とは、特定の新聞社の系統に属していながら、他紙も併用して扱うことが許された新聞販売店です。
例えば、全国紙以外に主要地方紙を取り扱う形で活動をしている店です。

3.新聞販売店にみる合売店とは
合売店とは、合同配達地域での新聞販売店という意味の略称です。
これは、ある地域において一つの新聞販売店しかない場合など、複数の新聞を一手に引き受けて活動しています。
人口の少ない地域や過疎地区などに多く見受けられます。

まとめ

新聞社と新聞販売店との間には、形態の違いによりパワーバランスが微妙に揺れ動いています。
これの違いは、両者だけでなく購読者(契約者)や販売店で働く従業員などに影響する部分もありそうです。

例えば、新聞購読者が何かクレームを伝える場合でも、新聞社はあまり聞く耳を持ってくれないと言われます。
なぜならば、販売や営業活動上の責任は新聞販売店で受け持つとする考え方があるからです。
従業員の場合の同じで、労働条件などのトラブルについても基本的には販売店側で解決すべきものとして新聞社が介入するケースは稀(まれ)です。

但し、これが「専売店」で起きた出来事であると少し様子が違うようです。
なぜならば、形こそ別々の組織(会社)の繋がりですが、実際は新聞社の直営店に近い関係性です。
そうすると、新聞社も管轄専売店で起きた出来事を「他人事」として見過ごすわけにいきません。

このように、新聞社と新聞販売店の関係は、当事者間以外でも影響力の違いが表れます。
そう言った意味では、どこの新聞販売店が「専売店」なのか、それとも「複合店」もしくは「合売店」なのかは一度確かめておいてもいいかもしれませんね。

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