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冬場の配達|新聞販売店.COM

新聞配達の仕事は、一年を通じて天候に関係なく、大切な購読者のお宅に新聞を届けなければなりません。
しかし、一年の内うち、特に冬場は新聞配達員さん達にとっても「つらい時期」となります。

一般的に冬場の時期とは、12月~2月のおおかた3ヶ月間と言われています。
そこで、過去数年12月~2月の全国主要都市の最低気温の平均(出所:気象庁)はどうなっているか調べてみました。

【単位】℃ 12月 1月 2月
札幌 -4.1 -7.0 -6.6
仙台 0.9 -1.7 -1.5
新潟 2.7 0.2 0.1
東京 3.5 0.9 1.7
名古屋 3.1 0.8 1.1
大阪 5.1 2.8 2.9
広島 3.7 1.7 2.1
福岡 5.6 3.5 4.1
那覇 16.3 14.6 14.8

こうして気温データをみると、1年でもっとも寒い月はほぼ1月というのが分かります。
中でも、北海道~東北にかけては、やっぱり寒い!
札幌と那覇では、同じ日本なのに20℃くらい気温差があるのも、あらためて驚きです。

さて、沖縄地方を除き、ただでさえ寒い冬の時期。
さらに、1日単位の気温を考えると、深夜~明け方が最も冷える時間帯と言われています。

カンの鋭い方は、もうおわかりですね?
新聞配達の仕事は、冬場の寒い時期の最も冷え込む時間帯に「朝刊配達」と重なっているわけです。

では実際、冬場のこの時期に、新聞配達の現場はどんなことが起きているのでしょうか?
冬場ならではの大変さや苦労話をまとめてみましたので、早速ご紹介しましょう。

冬場の起床はつらいよ~!

冬場の朝は、寝床から出るのに相当の覚悟が必要なのはみな同じですが、とりわけ配達員の方たちが味わう冬の朝の辛さは半端ありません。
何しろ「朝」と言っても起床するのは、おおよそ0時~3時の間(販売店によって多少違いますが…)。
朝というよりもほぼ深夜の時間帯ですね。
当然、外は真っ暗で布団から出るのもしんどい、着替えるのも大変、ドアを開けた時の寒風に身も心も凍りつく…。

冬場の寝起き|新聞販売店.COM

ではなぜ、冬の起床が特につらくなるのでしょうか?
これは、外気(室内)と体温(布団内)の温度差が大きく影響しているようです。

そこで、冬場の起床を少しでも楽にするための対策を1つ教えましょう。
それは、起床する時間の30分くらい前にタイマー付き暖房器具(エアコンなど)をセットしておくことです。
そうすることで、外気との温度差を緩和できるので、起床もだいぶ楽になりますよ。

冬場の大雪と雨はつらいよ~!

冬場の配達で注意することは、天候による道路の状態です。
実は、バイクにもスタッドレスタイヤ(冬タイヤ/スノータイヤとも呼ばれます)や昔からのバイクチェーンもありますので、ちょっとした積雪ぐらいならバイクの運転自体は何とかこなせます。

本当に困るのが大雪の時。
都市部と地方によっても違いはありますが、新聞配達で出発する時間帯というのは、まだ除雪車が出動していないことが多いんです。
そのため、夜に降った雪が膝下まで積もっていたりすると、とてもバイクを走らせることはできません。
そんな時どうするか、知りたいですか?
行けるところまでバイクで行って、後は徒歩で配達するんです(涙)。

大雪の配達|新聞販売店.COM

そしてもう一つ、新聞配達で大雪と並んで「つらい!」と感じるのが雨の日です。
実は雪の日の気温は、意外にもそれほど寒く感じません。
しかし、冬場の雨やミゾレ混じりとなると、これまた大変です。
足元はグチャグチャ、指先まで濡れて体感も下がり、体の芯まで寒さで凍りつきます。
雪の日よりも雨の日の防寒対策は、一段レベルアップして備えておくことが肝心。
これ新聞配達の常識なので、覚えておくと良いですよ。

冬場の防寒対策は大事だよ~!

新聞配達員の方たちは、冬場にどのような防寒対策をしているのでしょうか?
ひと昔前でしたら、上下とも幾重にも着込むことで寒さをしのいでいた人も多いことでしょう。
しかし、重ね着すればするほど動きにくくなってしまいます。

防寒対策|新聞販売店.COM

今の時代は、様々な保温性や発熱性に優れた防寒グッズが売られています。
スポーツウエア、アウトドアウエア、ワークウエアなどの好みのジャンルから、デザイン性や機能性、防水性を比較しながら「自分にぴったり」の防寒グッズを選ぶと良いでしょう。

さて、新聞配達の仕事をするうえで、もう一つ大事な防寒対策があります。
それは「手先」です。
冬の寒さの中バイクを走らせていると、真っ先に手がかじかんできます。
かといって手袋をいくつも重ねたり、分厚い手袋をはめると今度はバイクの運転がしづらかったり、配達が滞ったりもしてしまいます。
使いやすくて暖かい手袋は、新聞配達の必需品です。
手袋を選ぶ際には、防水性や保湿性、裏起毛の有無、そしてグリップ力など考慮して決めた方が良いでしょう。

冬場のコンビニは本当にありがたいよ~!

コンビニエンスストアの店舗数は全国で5万5千店以上(2017年度 統計)あるそうです。
今や、都市部はもちろん地方でも最も身近な存在のお店と言っていいでしょう。

配達とコンビニ|新聞販売店.COM
実は、新聞配達員の方たちにとってもコンビニは無くてはならない存在です。

ルート中にあるコンビニは新聞の配達先だったりします。
時には足りなくなった新聞を補充したりもしますので、仕事上でも重要な客先です。

しかし!冬場のコンビニは新聞配達員の方々にとって、もっと別な意味でありがたい存在のようです。
暖かくて美味しい食べ物がたくさんあるコンビニは、冬のつらい配達を乗り切るための避難所のようなもの。
夜明け前の薄暗い中、煌々(こうこう)と輝く店内に一歩足を踏み入れると、そこはまるで別世界。
暖かいコーヒーを飲みながら冷え切った身体を温めて、再び英気を取り戻す…
コンビニはそれだけでホッとする存在なんです。

まとめ

ある新聞販売店の配達スタッフのYさんから、こんなエピソードが寄せられましたのでご紹介します。

それは、北風が強く吹く1月、夜明け前のこと。
Yさんは、風と寒さをこらえながらいつもどおり配達していると、長年ご契約いただいている山田さん(仮名)宅のポストにある異変を発見しました。
それは、ポストのうえに「新聞配達員さんへ」と書かれた封筒です。

配達先の手紙|新聞販売店.COM「何だろ?留守止めの連絡かな?」と、Yさんは、おもむろに手に取って袋の中を確認したところ、メモと一緒に500円玉が貼り付けられていたのです。

「いつも寒い中、配達ご苦労さま。これで暖かいコーヒーでも飲んでください」

驚きと感激でYさんは、目頭が熱くなるのを感じずにはいられなかったそうです。

新聞配達員の方々にとって、12月~2月の冬場の時期は年末年始もはさむことから、忙しいやら寒いやら、とにかく大変なシーズンです。
それでもYさんが体験したように、ちょっとした人の親切や気遣いに心を打たれることも少なくありません。
いずれにしても、「寒い冬とオサラバして、早く春よ来い~!」と皆さん思っていることでしょうね。

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