新聞配達の仕事は、バイク(自転車)を乗りこなし、外部の環境(季節や天候)に順応していかなくてはなりません。
だからこそ、仕事に対する「心構え」と「それなりの装備」が大切になります。
特に、仕事の機動性や快適性を高めるための装備には気を使いたいところです。
ベテラン配達員になればなるほど、装備品にはこだわりがあるようです。
しかし、そんなベテランの方でも頭を悩ませるものが一つあります。
それは、「グローブ(手袋)」です。
グローブは、バイク(自転車)に乗る際に、自分の手を雨風からしのぐのはもちろん、運転の機動性を高める必需のアイテムです。
しかし、ひとえにグローブといっても多種多様なものがあります。
そこで今回は、新聞配達員が愛用する代表的なグローブとその特性を取り上げてみたいと思います。
自分に合ったグローブはどんなものか?ピッタリのアイテムを見つけてみましょう。
手袋の王道と言えば「軍手」
軍手の一番の魅力はその安さと手軽さで、作業現場のあらゆるシーンで重宝されている作業用手袋の王道と言えるでしょう。
おそらく、新聞配達員の方々も一番利用する手袋と言えば「軍手」かもしれません。
新聞配達と軍手の適合性は?
「がさつかず手を保護する」という点では優れものですが、最大の難点は「雨や風をしのげない」ところでしょう。
いわゆるノーマル軍手では、水を含むと滑りやすくなり雨の日は適しませんので、どちらかと言うと屋外ではなく屋内作業向けのアイテムと言えるかもしれません。
軍手の素材は、綿製を基点に化学繊維を合成したものもあり、編み方(ゲージ数)や生地の厚さ、素材によって価格も多少違うようです。
また、種類もいくつかあり、滑り止め機能付きや指ぬきタイプ、最近ではスマホ用軍手なんかも販売されていますので、その時々の使用環境によっては、軍手がおおいに役立つこともあるでしょう。
作業効率を高める「PU手袋」
PU手袋とは、ポリウレタン(=PU)製のプラスチック素材のグローブのことです。
特長としては、伸縮性、フィット感に優れ、通気性、透湿性もあり、長時間作業にも適していると言われます。
多くの活用シーンでは、手を保護するというのはもちろんですが、その特性から指先感覚を大事にしたい細かな作業、軽作業に適しています。
新聞配達とPU手袋の適合性は?
グリップ力のあるPU手袋ですと、確かにバイクや自転車のグリップを握る感覚はしっかりしており、フィット感に優れていることから、愛用している新聞配達員の方も多くいることでしょう。
ただし、「防寒性」という点ではあまり期待はできませんので、寒さが気にならない季節ならPU手袋も「アリ」かもしれません。
やはり、軍手同様に屋内作業向けを想定しているものが主流ですが、屋外(アウトドア)を想定し、裏フリース素材、防風、防寒、撥水加工などをほどこしたハイブリットな手袋もあるようです。
防寒・防水を兼ね備えた「ドライバーグローブ」
バイク(自転車)を運転する際に適した手袋と言えば、やはりバイク用グローブに他なりません。
その特長は「雨風がしのげて、暖かい」、つまり防水性や防寒性に優れている点です。
そして、重要な要素がもう一つ、「保護性」です。
万一バイク(自転車)で転倒した時などは、グローブの保護性能が大いに役立つはずです。
新聞配達とバイク用グローブの適合性は?
やはり、多くの新聞配達員が「冬場配達の必須アイテム」として愛用しているのは間違いないところです。
「餅は餅屋」ということわざにあるように、バイクを運転するならバイク用グローブが一番?と言ったところでしょうか。
バイク用グローブとひとえに言っても様々な素材があり、その特性も様々です。
レザー素材 フィット感や機能性はあるが、防水性や通気性は期待できない
メッシュ素材 通気性はあるが、防水性、防寒性は期待できない
ゴアテックス素材 防水性、防寒性、通気性があるが、夏場は向かない
ネオプレーン素材 ゴム製で防水性、防風性、防寒性はあるが、通気性に劣る
バイク用グローブに共通して言えることは、防水性、防寒性、保護性などを追求しているため、他の手袋よりも分厚くなる傾向があります。
細かな作業や手作業には不向きと言えますので、やはり万能とはいかないようです。
まとめ
今回、新聞配達に適したグローブ(手袋)選びはいかがだったでしょうか?
すでにお分かりになっていると思いますが、様々な種類があるグローブも一長一短があり、「万能ではない」ということです。
季節や天候をはじめ、使用使途によって適材のグローブを使い分けすることが一番と言えるでしょう。